体臭のせいでデートに失敗した話。

23歳大学生です。大学生になってから何人か女性とデートしたことがありますが、その際、自分の体臭が原因でぎくしゃくしたり、不快に思われたりすることが何度かありました。
特にひどかったのが、春から秋にかけてです。私はほかの人と比べると汗かきで、すぐに汗をかいてしまいます。また、他人に肌を見せるのが嫌で、真夏の時期でも一枚羽織ることが多く、そのために一層汗っかきになっていました。
暑い日はウェットティッシュで腕や顔を拭いたりしますが、服の中、特に胸部や背中をふくことはできません。人前で人を脱ぐこともできず、結局胴体は汗まみれのまま、においで回りに迷惑をかけてしまいます。

あるクリスマスイブのことです。学年が一つ上の女性の先輩から、「飲みに加われ」といわれ、彼女の家に行きました。他のメンバーも来ると言っていたのに、行くといたのは先輩だけ。その夜は二人でビールを飲みまくりました。
翌日、また飲みに誘われました。家ではなく、飲み屋で飲むとのこと。この時は前日と違い、二人きりで飲もうと連絡が来ていました。
駅で待ち合わせしていざ行ってみると、何ともおしゃれなバーでした。今まで入ったこともないお店に二人キリで。今思うと先輩はただ寂しかっただけで僕に恋愛感情を抱いたりはしていなかったと思います。しかし、僕の方は、いつもと違う先輩を見たことで、惚れそうになっていました。
いざ入ってみると、外見通りとてもおしゃれな雰囲気。しかし唯一気になる点が。
暖房がききすぎていたのです。

とはいえ、飲食店としては想定の範囲内かな~と我慢していました。一般に女性の方が冷え性になりやすいもの。僕にとって暑くても先輩にとってはちょうどいいかもしれないという、僕なりの配慮でした。
しかし、30分ほどして、じわりじわりと汗ばんできました。腕や顔は全く問題なかったのですが、胸や背中は、服のせいで熱がこもり、汗でぐっしょり。セーターの下はシャツ一枚だし、女性である先輩の前で脱ぐのにも抵抗があります。しばらくそのまま、汗をかいたままお酒を酌み交わしました。
汗がしばらくしてにおい始めました。夏ほどではありませんが、やはり服の中は高温高湿、細菌が活性化したようです。

しばらくして、先輩がハンカチを渡してきました。何も言ってきませんでしたが、やはりにおいが気になったようです。とはいえ汗の発生元は僕の背中。人から借りたものでそんなところをふくのもどうかと気にしてしまい、せっかくの親切を断ってしまいました。
その後先輩は、「暑くなった」といって、店員さんに暖房の温度を下げるよう注文しました。本来は自分で何とかすべき問題なのに……。あの時の申し訳なさと言ったら、たまったものじゃありません。
彼女が直接指摘したわけではありませんが、自分の汗のにおいのせいで、途轍もなくきまずくなった出来事でした。